子供のワキガ・多汗症治療

お子様のワキガ相談は、ここ数年、大変多くなっています。
現代、子供の発育や食生活の変動から小さな子供でもワキガの症状が見られるようになってきており、「ワキガがきっかけで学校でいじめにあった」「友達に臭いと言われ傷付いている」といったケース等、お子様の体臭の悩みは深刻化しているのが現状です。また、親御さんも子供の臭いに敏感となり、必要以上にケアをさせるといった事も聞かれます。

もしかして、うちの子供ワキガかも?

「成長するにつれて、ワキガのような臭いがする」
「洗濯物が臭う」
「制服のワキ部分が黄色くなっている」
「うちの子供だけ臭いが違う」

もしご自身のお子様に同じような事を感じたら、きっと親としてご不安なお気持ちでいっぱいになられると思います。特に臭いの問題はとてもデリケートな問題でもあり、最近はいじめの原因の一つとも言われています。ワキガは、成長期(思春期)を迎えるころより少しずつ気になる事が多いのですが、最近は低学年からにおいが強くなっているケースも出てきています。
すぐに治療が必要なケースばかりではなく、日常生活のケアで改善する場合もありますので、まずはワキガに対して正しい知識を学びましょう。

子供のワキガ臭が発生するタイミング

ワキガ特有の臭いの原因の多くは、「アポクリン汗腺」と呼ばれる器官から分泌される汗にあります。
アポクリン汗腺は、主にワキの下や乳頭の周辺、陰部やへそ周り、耳の中などに集中していますが、アポクリン汗腺から分泌される汗はミネラル分などを多く含んでいます。このミネラルを多く含む汗が皮脂腺から分泌され皮脂と混ざることによって、雑菌や細菌の繁殖を促進し、ワキガ臭を引き起こすのです。
通常、アポクリン腺は、第二次成長期に一気に増加し、活動が活発化するという特徴があります。そのため、ワキガ臭が発生するのは思春期だとされていました。
しかし、現在では食生活の変化と子供の発育が良くなったことで、アポクリン腺が活発化する時期が低年化しており、小学生高学年頃から臭いが発生するケースもあります。

ワキガ体質は遺伝しやすい

お母さん、お父さんまたは祖父母に方にワキガ体質の方はいらっしゃいませんか?
全てのワキガ体質が遺伝するとは限りませんが、50~80%と高い確率で遺伝するというデータもあります。稀なケースでは、両親共にワキガ体質でなくてもワキガになってしまう方もいるようです。
また、家族全員がワキガ体質の場合は、ワキガの臭いに気付かずに生活されている方もいます。他人に指摘され、初めて自分がワキガ体質という事が分かったというケースもあります。
当院ではカウンセリングの際、必ず臭いや汗に関するチェックシートを使用し、問診を行います。ガーゼなどで臭いチェックを行う事でワキガ臭があるのかを判断させて頂いております。ご来院される際は、制汗剤等は一切使用せずにご来院ください。

子供のワキガ対策で注意すべき点

臭いの問題はとてもデリケートです。ワキガ臭が原因で学校でいじめにあったり、仲間外れにされているなどのケースが増えており、体臭に関する深刻な悩みを抱くケースも見受けられます。臭いや汗などの悩みを解消するために重要なのは、親御さんがワキガについての正しい知識をしっかりと持ち、子供の状態に応じた臭いケアを行う事が大切です。

お子様のお気持ちをケア

子供のワキガ対策やケアを行う場合は、身体と精神面の両方の負担を少しでも軽くし、取り除いてあげることが重要です。 子供はワキガをとても恥ずかしいものだと考えてしまい、身近である親にも悩みを打ち明けることができず、1人で抱え込んでしまうお子様もいます。
そのため、まずは悩みや不安を話しやすいような環境を作ってあげることを心がけ、子供の話をしっかりと聞き理解してあげることが大切です。決して親の考えを無理やり押し付けないようにしましょう。

子供の意思を尊重

子供のワキガ対策は、できるだけ心身に負担がかからないものを選択するようにしましょう。
根本的な原因である「臭いの元」を取り除くことを強く希望する方も多いですが、実際に第二次成長を迎えていない子供のワキガ治療を希望する親御さんも増えています。
子供のワキガ対策や手術を検討する際は、なるべく親の考えを押し付けず、子供の意思を尊重するのと同時に治療内容をお子様にもお話し、なぜ治療をするのか理解できるようにわかりやすく説明するようにしましょう。

福岡博多駅前通中央クリニックのワキガ治療

ではもし、ご自身のお子様がワキガであったら、どうしたらよいでしょうか。手術をさせたほうがよいのでしょうか。福岡博多駅前通中央クリニックでは、お子様のワキガのお悩みを抱えている親御様のお気持ちを十分理解した上で、お子様のワキガ治療についてアドバイスさせて頂きます。

中央クリニック勤務21年 21歳大学生の娘の母

これまで多くの患者様のお悩みに看護師として、一人の女性として、また母としてアドバイスさせて頂いてきました。美容治療に対して否定的な意見をお持ちの方もいっらっしゃいますが、コンプレックスや悩みは人それぞれであり、外見的なお悩みだけではなく目に見えない「臭い」というお悩みをお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。それは決して大人だけの問題でなくお子様も同じ事です。
ここ近年、特にお母様からのご相談を多く頂きます。
「子供の洗濯物からワキガの臭いがする」「私がワキガ手術した事があるので子供も遺伝している」「学校で臭いといわれて泣いて帰ってきた」など具体的な臭いの問題から、親として精神的につらい状況まで様々ですが、臭いの問題は誰にも相談できず一人で悩んでいる親御さんも多くいらっしゃいます。
私達はそのようなお気持ちに心から寄り添い、少しでも解決できるようアドバイスをしていきます。手術や治療だけが解決ではありません。
臭いを自覚していないお子様へ無理やり治療をさせる事が解決ではありません。
もし、お子様の臭いで悩まれているお母様がいらっしゃいましたら、いつでもお電話くださいませ。

子供のワキガ臭を軽減する方法

まずは出来ることで臭い対策

制汗剤やわき汗パッド、ミョウバン水などを使用し、臭い対策を行うのも大変おすすめです。

食生活の見直し・体質改善

動物性のたんぱく質や脂っこい食事、ジャンクフードは皮脂分泌が活発になり汗腺を刺激すると言われています。かといって全く肉や油をとらない生活はできませんので、なるべく野菜や魚などバランスよくとるように心がけ、タンパク質を大豆などからとるようにしましょう。お菓子ばかり食べたり刺激物が好きで何にでも辛くして食事をするお子様も増えているようですが、偏食をせずバランスのよい食生活をすることも大切です。

適度な運動で代謝アップ

「汗をかく=臭くなる」と思い運動する事に抵抗があるお子様もいます。汗をかく事は、体内に溜まった老廃物を出す事にもなりますので、積極的に汗をかく事も大切です。汗をかいた後は、しっかりと洗い、体を清潔に保つようにしましょう。部活などですぐに体を洗えないような時は、体を拭くシートも売っていますので、制汗シートを使用されてはいかがでしょうか。

ストレスの軽減

ストレスは大人だけと思っている方も多いのですが、多くの子供たちもストレスを抱えて生活しています。
急な生活の変化や学校生活また友人とのかかわりなどでストレスがたまり、ホルモンバランスが崩れる事で臭いが強くなるケースもあります。ストレスを完全になくすことは難しですが、ご家庭でも体の心のバランスをとるように努力しましょう。忙しい毎日で、つい後回しになってしまう事もありますが、子供とゆっくり会話したり悩んでいることがないかメンタル的なケアも行ってあげましょう。

デオドラントクリームなどケア用品の使用

近年、日本人の臭いに対する意識はとても高くなっておりいろいろな汗・臭いケアグッズが販売されています。ドラックストアなどで気軽に購入できるものもあれば、専門クリニックでしか購入できないものまで様々ですので、どれが効果的なのか、どの商品が自分にあっているか判断が難しいかもしれません。
臭いの元をブロックさせる為には毎日のケアが必要となりますので、なるべく肌の負担の少ないタイプをおすすめします。特にお子様の肌は柔らかくデリケートですので、強い刺激のある成分が含まれているものはおすすめできません。ケア用品を購入される場合は、使用されている成分なども考慮して選んであげるようにしましょう。

よくある質問

娘がワキガで悩んでいます。何歳から治療が可能でしょうか。
何歳から治療が可能かの判断はとても難しいのですが、当院では小学高学年からの治療をおススメしております。
まずは臭いの程度のチェックや本人が臭いの自覚があるのかなど、カウンセリングを通してお話ししていきます。最近は食生活の変化から、成長期も著しく体質的な臭いを感じる年齢も早くなっているようです。臭いが原因で学校に行きたくないお子様やいじめなど様々な問題を抱えている方も少なくありません。まずはお気軽にご相談下さい。
部活をやっているのですが、治療した場合はどれくらい休まなければなりませんか。
どのような部活動をされているかによっても多少異なりますが、ビューホット治療後はワキが擦れるような運動は、皮膚の状態が落ち着くまで約1、2週間控えて頂いております。ボトックス注射による汗止め治療の場合は、当日のみ汗をかく運動は控えて頂くようにご指導させてただいております。
ビューホット治療や注射治療は手術のように、皮膚を切ったり縫ったりしていませんので、傷もできず固定なども一切ありません。当日からシャワーも可能ですので、汗をかく夏場でも治療は問題ありません。
治療中の痛みを気にしているのですが、痛くてできない子供はいませんか?
部分麻酔を行い治療をしますので、治療中の痛みはありません。部分麻酔もワキに直接注射を行うのですが、痛みが耐え切れず途中で断念するお子様も一人もいらっしゃいません。
クリニックによってはお子様に関しては全身麻酔を行い治療を行うクリニックもあるようですが、当院では全身麻酔での治療は行っておりません。全身麻酔を行う事でお子様に恐怖心なく治療ができるメリットはあると思いますが、小さなお体に対して麻酔をかける事は、お身体へのご負担もあります。どちらの選択が正しい、間違っているとも言えませんので、担当医師としっかりお話しされ決められてはいかがでしょうか。
ビューホット治療を行っても、再発する事はあるのでしょうか。
ビューホット治療は完治治療ではなく、あくまでも汗腺の働きを軽減する治療です。また、手術であっても全ての汗腺を除去することはできません。ビューホット治療で一度汗腺を熱処理しても成長期と共に残った汗腺が活発になる可能性がございますので、再発のリスクは十分にございます。しかし、治療を行う事で今現在活発になっている汗腺の働きを抑えたり、臭いや汗に悩んでいるお子様にとって治療を受けたという安心感、皮膚を清潔に保つことのきっかけにもなります。どのような治療にもメリットがあればデメリットもあります。お子様の臭いの状態や心のケアも大切にしながら、治療を受けられるかご検討ください。
ビューホット治療を考えているのですが、息子はかなりの怖がりです。怖がりの息子に対して優しく対応していただく事は可能でしょうか。
治療が怖くないお子さんはいません。当院のカウンセラーや看護師の中には子供のいるスタッフも多く、お母様のお気持ちはもちろんの事、お子様への対応も慣れておりますので、安心してお任せください。ただし、治療に対して守って頂かないといけない事や注意事項もありますので、ご本人の理解度や精神的状況によっては治療時期を見合わせる場合があります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
また、当院ではお子様に対しての説明をどう進めていくかお母様と事前に打ち合わせしております。ビューホット治療はニードル(針)を使用しての治療ですが、針という言葉を聞くと怖くなるお子様もいらっしゃいますので、ご希望によってはお子様に対して「針を使う」と言わず説明する事も行っております。通常使用する説明用紙や資料もお子様向きにマイルドにした内容に変更した物もご準備しています。安心してご相談くださいませ。
どこのクリニックで治療をするか検討しています。そちらのクリニックはどんなクリニックですか。
福岡県内でも数件のクリニックで同じビューホット治療を受ける事が出来ます。また、ミラドライなどビューホット治療以外でも様々な方法があります。各クリニックのホームページを見ると、どのクリニックも患者様が安心できるような内容や言葉がならんでいますので、治療を検討されている方にとっては、どのクリニックがいいのかの判断はとても難しいかもしれません。
ビューホット治療は同じ機械を使用して同じように治療しても、対応する医師によって結果が左右する事はございます。担当医師がしっかりと丁寧に治療を行う事が求められるのですが、文章や写真だけではなかなか人柄まで判断する事はできません。また、働いているスタッフの対応やクリニックの雰囲気も大切です。ホームページを見るだけでクリニックを選択する事は避けて、一度クリニックまで足を運ぶことをおすすめします。
当院は博多駅から歩いて8分、地下鉄祇園駅からは徒歩3分程の博多警察署の目の前にございます。博多駅前大通りに面しており目の前に博多署があるので、「遅い時間でも安心ですね」と言って頂く事も多いです。(ビルには別のクリニックも入っているので、人目を気にせずとても入りやすいです。)
受付カウンセラースタッフは全員30代以上で美容外科勤務5年以上のスタッフしかおりません。中央クリニックに22年以上勤務するカウンセラー兼務看護師もおります。お母さんスタッフが多いでの、優しさにあふれたクリニックです。高級感にあふれたキラキラした装飾品などなく、地味なクリニックですが、医師とスタッフの連携がとれたアットホームなクリニックです。ぜひお気軽にご相談にお越しくださいませ。
子供がアトピー性皮膚炎なのですが、ビューホット治療を受ける事はできますか?
医師が皮膚状態の皮膚診察を行い、治療可能であるかの判断をします。治療部位が極端に炎症を起こしていなければ、治療は特に問題なく受ける事が可能です。ビューホット治療は痛みより皮膚のかゆみが伴う事が多いので、皮膚が弱いお子さんであれば治療後のかゆみはやや強く出る可能性もございます。皮膚の摩擦や刺激はしばらく避ける必要がありますので、なるべくかきむしったり皮膚をこする行為は行わないように注意が必要となります。

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